４月３０日（木）
緊急事態宣言が出て３週間がたちました。
感染者数、死亡者数はその増え方が徐々にゆっくりしたものになってきました。
４月２９日１２時時点で累計感染者数は１３６９５人、新規感染者数は２７３人です。
累計死亡者数は３８９人、新規死亡者数は１３人です。
アメリカやヨーロッパでも感染者や死亡者数が日本よりも大分多いですが
指数関数的に増えると言うことは無くなりました。
これからは徐々に収束に向かってゆくものと思われます。
しかし感染の状況はまだまだですので
連休明けにすぐに元通りの生活にするのはいくら何でも無理でしょうね。
緊急事態宣言を延長して段階を踏んで徐々に規制を解除してゆくことになるでしょう。
それにしてもこのままの規制が続けば国内経済は壊れてしまいそうですので
経済にも配慮しなくてはなりません。
コロナの収束と経済の回復の両方を目指して実現しなければなりません。
今までは感染拡大を防ぐ防疫が中心でしたがこれからは
治療薬の開発と既存の薬剤の利用の工夫、
さらにワクチンの開発など新型コロナワクチンへの医療が充実することが期待されます。
そうすれば安心して経済活動に戻れるわけですからより早くコロナ以前の世界が作れるわけです。
ところで散々もめた一律十万円の件ですが今だに国民の手に渡っていません。
国民の疲弊を防ぐためには何より早さが大事な筈ですがいささか遅いように感じます。
どんどん進む不景気を目の前にして危機感がなさ過ぎです。
未曾有の大不況なのですから十万円の給付はさらに複数回にして、
すぐに消費税を０％にするべきです。
外出を自粛して部屋にいるわけですがやっていることは
ネットサーフィンや映画をちょっと見て飽きてすぐ別のを見るとか
我ながらあきれるほどの無為な日々になっています。
テレビやネットの情報によるとコロナウイルスを運んでまき散らしているのは
若者よりもむしろ高齢者だという話ですので我々はますます家にいなければならないらしいです。
家にいて人と話すときはマスクしてこまめに手を洗って
後は静かに本でも読んでろ、というわけですね。
部屋にいるのは嫌いじゃないけれどちょっと飽きてきました。
秋くらいには都内とかに遊びに行きたいですね。
戻る
４月１８日(土)
武漢肺炎による経済的打撃に対して政府は昨年より所得が下がって生活苦の家庭に対して
各戸３０万円給付するという政策を発表しました。
支給要件が厳しくて評判が悪いこの案は公明党の反対を機に条件なしで各個人に一律１０万円
という話に落ち着きました。
これは自民党内からも出ていた案ですが各戸３０万円でほぼ決まりかけていたところ
公明党からも各個人１０万円案が出てきてひっくり返ったわけですね。
自民党内の意見は聞かないで公明党の意見は聞いたという
ちょっと不自然な形になりました。
自民党は公明党には逆らえないと言うことですね。
ともあれ今回は各個人に条件なしで１０万円の方が絶対いいと思いますね。
後はこれを三ヶ月連続することと消費税の廃止が正しい政策だと思います。
無理だろうけどね。
ところで
緊急事態宣言を出したにもかかわらず宣言が出ていないところの他県まで出かけて
飲み食いしたりパチンコしたりする輩が多いので
緊急事態宣言を全国に広げて自粛要請をする事態になりました。
この緊急事態にもかかわらず自由に出かける人々を見て北大のN教授はテレビでこのままだと
４０万人死ぬ可能性があるとか言って僕たちを脅かします。
恐ろしいことです。
でも僕はそうはならないと思いますね。
ニューヨークなどの世界のコロナ流行地に住む日本人はネットなどで
日本の現状を凄く心配してくれて「今の日本は２週間前のニューヨークに似ている」、
このままでは日本もニューヨークのようになると警告してくれました。
日本人の自由な行動を見ているとほんとにそんな感じです。
でも２週間たってもニューヨークのようにはなりませんでした。
感染者も死者も増えてしまっていますのでみんなで気をつけなければいけないのは当然ですが
今以上に気をつけることができればゴールデンウィーク明けには
日本はピークアウトを迎えるんじゃないかと思います。
ただその後のコントロールは難しいでしょうけどね。
自粛解除はゆっくりとおこなう必要がありますね。
武漢肺炎に効く薬の開発、というか今ある薬の中からの発見が猛スピードで進んでいます。
日本のアビガンが有望だと聞きますしアメリカのレムデシビルが効くという話もあります。
イタリアの学者がイタリアでは抗生物質抗炎症剤で症状が改善していると言っています。
抗炎症剤は武漢肺炎には禁忌と聞いていたのにこれはどうしたことかと思いますが
偉い学者の方たちの研究が待たれます。
他にも有望な薬が沢山有るようですので頑張って開発して欲しいです。
ワクチンも早く欲しいです。
ワクチンができたら急いでなるべく多くの人に接種して欲しいです。
感染におびえながら外出もままならない日々がいつまで続くのかと思うと気が滅入ってきますが
手を洗ってマスクをして美味しいものを食べてよく寝て免疫を維持するのが今できることです。
そうやってワクチンと薬ができるのを待ちましょう。
戻る
４月１２日(日)
武漢肺炎の蔓延に手を焼いて
政府はついに緊急事態宣言を出しましたが
併せて行うべき経済対策はなかなか実効性のある政策が進んでいません。
首相は事業規模１０８兆円の経済政策と言いましたが
報道によるとその内容は
融資や既定の未執行の事業を含んだもののようです。
実際にコロナ問題のための財源の用意としての
新たな国債発行は１７兆円に過ぎないということです。
さらに各戸に３０万円給付という話は支給要件が厳しくて
もらえる人が限られています。
そのうえ支給は来月以降になるという話です。
政府与党には危機感が無いようにさえ見えます。
と思っていたら自民党の若手議員１００名超が
「消費税減税」「３０兆円規模の真水投入」などの
提言をもった減税勢力を結成したそうです。
これは素晴らしいことです。
是非実現していただきたいです。
たとえば消費税をゼロにすれば所得が
１０パーセント増えたのと同じですから
昨年秋以降の不景気にコロナショックが重なって
どん底に落ち込んだ日本の景気を回復させる一助になるでしょう。
さらに国民の一人一人に老若男女を問わず
一律１０万円を給付するのがよいと思います。
できたらこれを三ヶ月続けていただきたいです。
そうすれば国民は心置きなく自粛生活をできると思います。
消費税ゼロ、無条件十万円給付、是非実行して下さい。
戻る
４月９日（木）
武漢肺炎は相変わらず猛威を振るっています。
とうとう政府は緊急事態宣言を出しました。
これによって東京を中心に一都一府五県が
５月の連休明けまで緊急事態の施策をとると言うことです。
その内容は都府県の権限でおこなうそうですので
一気にそれぞれの首長の鼎の軽重が問われることとなりました。
早速市内の小中学校は５月の連休明けまで休校になりました。
都知事の小池さんは巨大都市東京の難しい舵取りを任されたわけです。
埼玉県は参議院から転身した大野知事ですので
大変なときの知事になられてご苦労が偲ばれます。
いずれにしろ今回のコロナ禍は国民の一人一人が
感染に対して十分な注意をすることが必要であり
うつさない、うつらない努力が求められています。
この数ヶ月の自粛が日本人の死者を増やさない決め手になると
信じていますので頑張りましょう。
うちのような小さな医院では
明らかなコロナ疑いの患者さんは見えませんが
新型コロナは初期の症状は普通の風邪と区別がつかない病気ですので
当然普通の風邪の患者さんとして受診されることがあります。
つまりすべての風邪症状の患者さんは
新型コロナの初期症状の疑いがあるわけです。
まあ大体ほとんどの場合は普通の風邪と判断されますので
お薬を出して家で経過を見ていただきます。
その際は強い症状が４日以上続くようなら
県のサポートセンターに電話をして相談して
さらに症状が心配なら保健所の相談センターに
電話をするようにというお話をします。
症状が続いて保健所に電話をすると近所の医者に見てもらって
家で寝ていて下さいと言われるようですね。
新型コロナの検査を受ける必要があるか否かは
いくつかの感染症の否定と
レントゲンの所見があった方がいいようですので
できれば設備のある病院でその振り分けをしていただければと思います。
当院では風邪症状の患者さんがお見えの際に
事務職員が対面して感染するのを防ぐ目的で
受付の対面部分にビニールのシートを下げました。
新型コロナの流行が一段落するまでしばらくご不便をおかけしますが
ご了解下さい。
戻る