塩味クリニック2015/09/09

３月の日記

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３月２９日（月）
僕の部屋はいささか散らかっています。
荷物が多すぎるのです。
部屋の中には私的なもの、趣味のもの、仕事上のもの、
大切なもの、そうでもないもの、不要なもの、邪魔なもの、その他が
へやのなかのあちこちに混在して広がっているのです。
ここからここまでのエリアのものは捨てていいもの、
と言う具合に区分されていればいいのですが
すべてが混じり合っているので捨てるものを選び出す作業が
膨大な時間を費やすため今までどうしても部屋の片付けができなかったのです。

まあ、説得力の無いいいわけですけどね。

いつまでたっても片付けないばかりか
少しずつ余計なものが増えている部屋の様子を見て
いままでの自分の無為を呆れるとともに
そろそろ心を入れ替えて本腰を入れて部屋の片付けをしなくてはいけないとは思うのです。

反面僕が少し心を入れ替えて部屋の片付けを目標にしたところで
どうせまた志半ばで、いや、志一割くらいで心折れて
「まあいいや。いくら片付けてもきりが無いし。
それよりも今は今しかない。この大切な時間をもっと有意義なことに使わなくては」
などと嘯いて一週間くらいで片付け作業を放り出してしまうに違いありません。
それならいっそ「できない目標など立てるのをやめるべし」とも思うのです。

僕の心の中ではいつもこの二人の僕が言い争ったまま今日まで至るのです。

言うなれば部屋をきれいに片付けて広々快適な空間を目指す白塩味と
今までの人生の中で得た貴重な品々を大切にしつつ
現在の自分の時間も大切にする黒塩味ですね。
僕は黒いのも白いのも好きで困ってしまいます。
どっちかっていうと黒い方かな、いや、圧倒的に黒い方です。
そういうわけで現在部屋の整理問題は黒塩味派の
「どうせ片付けても同じなので片付けない」で過ごしているのです。

でも僕の部屋は長い時間を経て
客観的に見て不要品が沢山ある部屋になりました。
せっかく広めの部屋を専有しているはずなのに
決して広いとは言えない行動可能範囲の限られた部屋になってしまいました。
あまりの惨状に近頃は黒塩味の発言は最近はなりを潜めて勢力が弱まって
脳細胞による脳内総選挙でも白塩味が与党になりそうな勢いがあります。
部屋の中で躓くような事態が度々起これば政権交代もあり得るでしょう。
(いつの間にか脳細胞民主主義になってるし)

そこで黒塩味は遅まきながら弥縫策を繰り出してきました。
現実的な問題として荷物で部屋が狭くなっている現状を見て
床の上に直に置いてある荷物が減れば
白塩味派の不満も和らげることができると考えたのです。
白塩味派も黒塩味派も本を正せば
塩味派なのですからわかり合えないはずはありません。
そういうわけで現在はこの折衷案に即して
どこをどのように片付けるのが最善なのかを
時間をかけてじっくりと脳内会議を続けているのです。

はやくやれよ！

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