11月の日記




2002年11月28日
先週の木曜日と今週の木曜日(今日ね)の二回にわたって
特別養護老人ホームでインフルエンザワクチンの接種をしました。
インフルエンザはかかってしまうとかなり辛い病気であるばかりではなく
乳幼児と高齢者の場合は重症化してしまうことが多いため
ワクチンを接種しておいた方がよいものと思われます。

僕も仕事柄毎年インフルエンザワクチンをうっていますが
実は結構痛いのであんまり好きじゃありません。

高齢者の方々は今までの長い人生で様々の経験をなさって
予防接種の痛さなどはものの数ではないようにも思われますので
インフルエンザワクチンも平気で接種をお受けになるように思っておりましたが
さにあらず、
ご老体にとってもやっぱり痛いものは痛いみたいで
皆さん顔をしかめて注射をお受けになっていました。
失礼しました。




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2002年11月26日
今日はお昼休みに保健センターで1才6ヶ月児健診の日だったのですが
午前中の外来が思いのほかすいていて昼食の後お昼休みも少し取って
余裕の保健センターへの出勤でありました。

それでも行ってみればやっぱり仕事は忙しくて
僕ともう一人の先生とで65人を約1時間で診るのはかなり大変でした。
仕事が終わって家に帰り着いたのは2時45分でした。


三時からの午後の仕事の半ばを過ぎる頃になると
「なんだか今日は一日が長いなぁ」と感じるのです。
それはそうですね、お昼にも仕事をしていたんですから。

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2002年11月24日
毎月恒例のカルテ整理の時期がやって参りました。
この連休は自室にこもってお仕事三昧であります。

一昨日までの予定では
昨日は早めに起きて一仕事片づけておいて
午後からは池袋演芸場(寄席)に行くつもりだったのですが
早めに起きて一仕事の部分が実現しなかったため
やむなく予定を変更したというわけです。
何しろ起きたのが10時だったのです。
仕方がないので昨日は一日家にいて机に向かっておりました。

池袋演芸場の11月の下席には
僕の大好きな遊平かほり、柳家喜多八が出演することを見つけて
せっかくの連休ですから行ってみたいと思っていたんです。

それで今日こそは早めに起きて一仕事片づけてから
午後からは池袋演芸場に行くつもりだったのですが
早めに起きて一仕事の部分が実現しなかったため
今日も午後からずっと机に向かう羽目になってしまいました。
何しろ起きたのが10時20分だったのです。
そういうわけで二連休なのに何も思い通りにならない休日なのでした。

今回の寄席には息子と一緒に行く予定だったのですが
僕が忙しいので息子だけが行くことになりました。
息子も僕に似て落語好きですので
高二のくせに一人で寄席に行くのを厭わない変なやつです。
何より喜多八師匠のファンですので
今日の寄席鑑賞を楽しみにしていたのです。
僕はうらやましい気持ちを抑えて彼を池袋演芸場に
送り出したのでありました。

夕刻帰ってきた息子はがっかりしておりました。
なんだか急に番組が変わっていて
出演者は大幅入れ替えで目当ての喜多八師匠や遊平かほりさんも
見ることが出来なかったのです。
かわいそうなことでありました。
ファンというものは芸人さん個人に付いているものですので
あんまり勝手に番組・出演者を変えないで欲しいものですね。

教訓:今度からは電話で確かめてから行きましょう。

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2002年11月19日
いくつかの病気が同時発生的に流行ってきています。
小学生くらいの年代では溶連菌感染症が流行っていますし
もう少し小さい年代を中心に水疱瘡も流行っています。
吐き気の強い高い熱の風邪も流行っていますし
季節柄、喘息性気管支炎の患者さんも少なくありません。
こういう時はうちは待合室が狭いので凄く混んでいるように見えます。

水疱瘡は「病気のこと」のページにもふれてありますが
感染力が強いため保育園などで一度流行が始まると
ほとんどの園児が感染してしまうほどです。
今はいい薬が登場していますので
発症したらなるべく早く小児科の医者にかかることです。
病悩期間が短縮できると思います。

     水疱瘡ですね。


夜、レンタルビデオで借りてきた「愛しのローズマリー」見ました。
前から見てみたかったんです。
お約束のストーリー展開でしたけど十分楽しめました。
昔から怖い映画や悲しい映画は苦手であまり見ないようにしています。
やっぱり映画は楽しくなくっちゃ。

              ローズマリー
(何の絵かわからないおそれがあるときは絵の題を書き添えておくことがこつですね)

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2002年11月17日
最近キリンビールが魅力的な名前のビールを新発売しましたですね。
その名も「まりはな・一番搾り」!
正確には「毬花(まりばな)・一番搾り」らしいですが
これはどう見ても「マリハナ」としか読めません。

そこで僕は早速家で家内と「マリハナパーティ」をやることにしました。
何しろスーパーでマリハナを売っているんですから凄いことになったものです。
マリハナビールは元の一番搾りよりも切れがよく飲みやすい感じでした。
何しろ僕はこの数年間一番搾りしか飲んでいなかったので
なかなか他のビールには移れない感じですね。

それにしても「マリハナ」のネーミングが長く続くとは思えませんので
飲むのならば今のうちと言うことですね。
キリンビールの勇気に乾杯!


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2002年11月15日
木曜日の午後、時間がとれたので
以前から目を付けていた
「モネからセザンヌへ印象派とその時代」埼玉県立近代美術館
を見に行くことにしました。

埼玉県立近代美術館は北浦和駅を降りてすぐのところにあります。
僕は浦和という街は大好きなので
浦和駅から埼玉県庁にかけての道とか
つきのみや神社にかけての道は
詳しいのですが
北浦和駅に降りたことはありませんでした。

このあたりは車ではしょっちゅう来るところなのに
駅から出て歩いてみると道幅が狭いのに驚かされます。
車の中から見ている道路の方が広く見えるんですね。
どういう訳でしょうね。

印象派の美術展は期待を裏切らぬ素晴らしいものでした。
モネ、ルノワール、セザンヌと言った僕でも知っている画家に混じって
ブーグロー、カバネルなどの
無学な僕が知らなかった、でも素晴らしい画家の作品がたくさんありました。
特にブーグローの絵は
ほとんど感動したといってもいいくらいです。
素晴らしい!

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2002年11月13日
僕の診察机は足元が寒いです。
よく昔から頭寒足熱と言いますが
僕の診察机に限ってはその逆になっているんです。
ですから頭はボーッとして
足元からは寒さが襲ってくる最悪の状況なわけですね。
以前から何回も足元用のストーブを置いたりすることも考えたのですが
それはかなり危険なことなのでちょっと出来なかったんです。

ある時何気なく通販のカタログを見ていたら
(何気なく通販のカタログを見ているやつ!)
「デスクスパ」と言ういかにもなネーミングの足元暖房パネルを見つけたのです。
このパネルを机の下に置いて足を乗せて暖を取るタイプです。
これなら安全に電動対流放射3つの方法で暖めるため
足元暖房に最適というわけです。
僕は探し求めていたものに出会えた思いで早速このパネルを注文しました。

数日して届いた「デスクスパ」は通販商品のご多分に漏れず
ぺなぺなのちょっと安っぽい感じのものでした。
なんだかデザインも配色もいただけません。
おまけに「このパネルの上に乗って体重をかけないようにして下さい」なんて
書いてあるのです。

乗ってはいけない!
どうすればいいのでしょう。
足を乗せるだけならばいいのですね。

もしこのパネルを使ってあまり暖かくなかったら
すぐに使うのをやめることになりそうです。
診察机で使ってすぐやめるのは恥ずかしいので
まずは自分の部屋で試してみることにしました。

そうしたらこれが暖かいのです。
スリッパを履いたままで使ってちょうどいいくらいです。
靴下だけでこのパネルに足を乗せていると熱くて熱くてたまらないのです。
このパネルの最大の欠点は温度調節つまみがないことですね。

優れた暖房機能のこの「デスクスパ」、
必要以上の重々しさを廃した合理的な軽量設計です。
よく見ると控えめなおしゃれなデザインですし
体重計じゃないんですからこの上に乗って体重をかけるなんてことも
普通はあり得ないことです。
      
このパネルは数日前から診察室で使い始めました。
この冬は「デスクスパ」で寒さ知らずの診察室になりそうです。(ほめすぎ?)

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2002年11月11日
何日か寒い日が続いて外来が混んできたと思ったら
先週末からまた外来がすいてきました
なぜ、どういう理由で外来が混んだりすいたりするのかはかなり謎です。
よく高速道路でなぜか急に道路が混んだりすいたりするあれと同じですね。
原因は不明であります。

で、
今日も午前中すきすきの外来でありました。
そもそも当院はそんなに混んでいるところではありませんが
どういう訳かいつも混んでいる時にでくわしてしまう方がいらっしゃって
そういう方は当院がいつも混んでいると思われているみたいです。
誤解です。

ところで
日米野球は意外な展開を見せていますね。
全日本、ものすごく強いですね。
これでは日本の選手はみんなメジャーでやっていけるんじゃないでしょうか。
日本の選手があちらに行っても活躍できるわけですね。
(次あたり10点差くらいで負けそうな気がします)
   

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2002年11月08日
校医をしている県立高校で
学校保険委員会があるから出席するようにとのことでしたので
オブザーバーとして講演を拝聴してきました。

講演は日本子孫基金というNPOの組織から講師の先生をお招きして
ヘアカラーの持つ急性および慢性の毒性と
環境ホルモンとしての危険性について
生徒さん達の注意を喚起するというすばらしい内容でした。

環境ホルモンのもつ危険性はすぐには影響のでない不気味なものですね。
ヘアカラーにも環境ホルモン作用があるというのです。
もっと危険のないヘアカラーを開発して欲しいものですね。
      

連休のあと風邪が随分流行ってきましたが
今日は随分落ち着いてきました。
しかしまだまだ寒くなりそうですので油断は出来ませんね。
現に僕は今日あたりからのどの奥が痛くてたまりません。
(これは仕事上秘密に属することですね)

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2002年11月06日
文化の日に一日鎌倉の街を歩き回ったら
一昨日の午後あたりから足が痛くなってきてしまいました。
両足の前脛骨筋のあたり(弁慶の泣き所のあたり)が
歩くと痛いのです。

若い時には当日痛くとも翌日にはもう治っていたのに
今は数日遅れてからつらさがおそってきて何日も痛みが続くのですね。
困ったものです。

鎌倉では頼朝の墓や荏柄天神社などいくつもの寺社を見て
そのときは楽しいのでつい沢山歩いてしまうんですね。

       源頼朝の墓

僕はもっと沢山旅行をしたいと思っているので
もう少し足腰を鍛えておかないといけないと思います。
また鎌倉行かなくちゃ。

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2002年11月02日
世間では3連休の1日目、
外来はがらがらにすくのではないかと思ったのですが
いつも通り予想は外れて(いつもはずれるんです)
朝から1時半まで大忙しでした。

ここのところの寒さで風邪をひいてしまった方が多くて
休みに入る前に風邪の薬を確保しておこうという人が多かったみたいです。
この流れですと休み明けの火曜日はかなりの混雑が予想されますので
お昼休みに市の保健センターに仕事に行くのが大変そうです。
混雑の強さによっては午前中の受付を早めに締め切らせていただくこともあり
大変心苦しいことです。
申し訳ありません。

それにしても
連休明けに開業医を市の集団検診に呼び出すのはやめて欲しいものです。(^^;)

最近また溶連菌感染症の患者さんを時々お見かけします。
最初はただの風邪にしか見えない症状ですが
治療をしっかりしないと急性糸球体腎炎などを起こすことのある病気ですので
発熱、のどの痛みなどの症状が見られる時は
早めに医者に受診した方がよいでしょう。
(「6月10日分日記」、「病気のこと」、既出)

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